【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は1月22日、世論調査で知られるタイ国立開発行政研究院(NIDA)が公表した次期総選挙(下院選)の結果予想で、首相が党首を務める与党プームジャイタイ党の獲得議席数が最大150議席と示されたことについて、「低すぎる」との認識を示した。解散時点の下院(定数500)で、同党は71議席を保有していた。
記者団の質問に答えたもので、アヌティン首相は「同党は全選挙区で全力を挙げて選挙戦を展開しており、NIDAの予測は党内で想定している目標を下回っている」と述べた。一方で、世論調査は選挙戦の進捗を測る指標として有用だとも指摘し、結果が想定と一致すれば自信を持って前進でき、そうでなければ戦略を見直す必要があるとの考えを示した。
150議席の獲得が連立政権樹立に十分かどうかについては言及を避け、政権構成は選挙後に議論すべきだと述べた。「具体的な獲得議席目標を公式に掲げたことはなく、選挙結果によって党の役割が決まる」との認識を示した。解散前の連立与党との選挙区調整についても否定し、全ての地域で最大限の議席獲得を目指すとした。
解散時点の各政党の議席数は、プームジャイタイ党の71議席のほか、最大野党のプラチャーチョン党が143議席、野党プアタイ党が140議席だった。2023年の下院選では、プームジャイタイ党は小選挙区で13.5%の得票率を得たが、比例代表では3%にとどまっている。
NIDAによる今回の予測は、スウィチャー・パオアーリー所長がテレビ番組で述べたもの。同党の獲得議席数は140〜150議席に達するとの見通しを示し、態度未定の有権者は8%未満に減少しており、選挙結果を左右する規模ではないとの見方を示していた。























