【タイ】総合不動産企業「リスト」が、日本で初となるラグジュアリーホテルブランド「Anantara(アナンタラ)」を冠したホテルリゾートの開発計画を発表した。「Anantara Karuizawa Retreat (アナンタラ軽井沢リトリート)」で、長野県軽井沢町に建築、2030年の開業を目指す。
「リスト株式会社」(本社:神奈川県横浜市)の連結子会社である「リストデベロップメント株式会社(LD)」(本社:同上)と「ロイヤルマイナーホテルズ株式会社」(本社:東京都世田谷区)が、7月10日にホテルマネジメント契約を結び、計画を明らかにした。調印式には、リスト代表取締役社長の北見尚之氏、LD代表取締役社長の木内寛之氏、Minor International Public Company Limited(マイナー・インターナショナル)創業者兼会長のMr. William Ellwood Heinecke (ウィリアム・エルウッド・ハイネッケ)氏、ロイヤルマイナーホテルズ代表取締役社長の本山浩平氏らが臨んだ。
アナンタラ軽井沢リトリートは、浅間山を望む約10エーカー(約4万平方メートル)の森林に囲まれた土地に、高級リゾートとして建てられる。60~120平米のスイート23室、70~270平米の2~3ベッドルームヴィラ18棟28室ほか、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バーを含む3つの飲食施設などから成る計画。アナンタラの特徴であるタイ発祥の「Anantara Spa(アナンタラスパ)」も兼ね備える。
「アナンタラ・ホテル&リゾート」は、タイほかアジア全域、ヨーロッパ、中東、インド洋、アフリカの各地域25カ国で59軒のホテルを展開。日本進出は初となる。また、LDにとって初のホテルリゾート開発になるという。