積水化学工業、タイで合わせガラス用中間膜の生産能力増強

【タイ】積水化学工業は自動車のフロントガラスなどに使用される合わせガラス用中間膜のタイ東部ラヨン県の生産拠点に新製膜ラインを増設する。投資額約80億円で、2026年度下期に稼動する予定。新製膜ラインでは、ヘッドアップディスプレイ(HUD)用くさび形中間膜を中心とした高機能製品群を生産する。増強する生産能力は年間で自動車700万台分。

 合わせガラス用中間膜は自動車のフロントガラスのみならずサイドガラスやルーフガラスなど使用される部位が広がるとともに、補修需要も拡大している。安全性、快適性、省エネ性など自動車性能に対するニーズの拡大を受けて、HUD対応、デザイン、遮音・遮熱など高い機能を付加した中間膜も需要拡大が見込まれる。

 こうしたニーズを背景に、積水化学は2017年下期にメキシコ工場で遮音中間膜を、2020年下期にオランダ工場でHUD向けくさび形中間膜の本格的な生産を開始した。

 

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