タイのカジノ法案ほぼ「廃案」 与党の議席減で実現遠のく

【タイ】タイ最大与党プアタイ党のウィスット・チャイナルン下院議員は7月7日、「カジノ法案(複合娯楽施設法案)」の撤回を明らかにした。党および内閣の了承のもと、下院での審議の期日だった9日に取り下げる。

 ウィスット議員は、ペートーンターン・チナワット首相が一時停職に追い込まれた直後から、法案の撤回をメディアにほのめかしていた。理由を「国民からのさらなる理解を得るため」としているが、与党第2党だったプームジャイタイ党の政権離脱で与党の議席数を減らし、ゴリ押しだったペートーンターン首相も停職中とあって、実現が遠のいたと判断したもよう。同議員は、法案が将来的に再び提出されるかといったメディアからの質問に、「答えるには時期尚早」として明言を避けた。

 カジノ合法化はもともと、ペートーンターン首相の父親のタクシン元首相が現役時代に打ち出したものの、反対意見に押されて実現できなかった経緯がある。今回、娘をとおして再び成立を試みたが、またもや失敗に終わった形となった。

●タイの「カジノ施設建設」、国民の過半数が反対 政府未だゴリ押し
●閣議でカジノ法案再び承認 「公聴会で80%が支持」
●カジノ法案で賛同得られぬタイ政府、施設概要を先に説明

画像:タイ首相府広報局(PRD)

関連記事

タイ・ムスリム姉妹

書籍販売
タイ・ムスリム姉妹
Thai Muslim Sisters


仏教国タイの最果て
止まぬテロの地

テロが日常と化した地に住む、どこにでもいる普通の姉妹。

トピック

タイの祭り・祝日・記念日

  1. 没後116年、10月23日は「チュラーロンコーン大王記念日」で祝日

     10月23日(金)は「チュラーロンコーン大王記念日」で祝日となる。英語で「Chulalongkor…
  2. オリオン座流星群、10月21〜22日に見頃 タイで1時間最大20個観測可能

    【タイ】タイ国立天文学研究所(NARIT)は、ハレー彗星(1P/ハレー)が残した塵が地球大気に飛び込…
  3. 世銀IMF年次総会 バンコクは10月16日が特別休日

    【タイ】政府は、10月12~18日にバンコク都内クイーンシリキットコンベンションセンター(QSNCC…
ページ上部へ戻る