【タイ】3月26日から4月6日まで開催されたタイ最大規模のモーターショー「第46回バンコク・インターナショナル・モーターショー2025」での予約台数が、前年実績の5万3438台から大きく伸び、45%増の7万7379台となった。1位は中国・比亜迪「BYD/DENZA」の1万353台で、トヨタ(9819台)を退けた。中国勢の電気自動車(EV)が躍進した。
主催者の「グランプリ・インターナショナル」の発表によると、各社の予約獲得台数は以下のとおり。
1)中国・比亜迪:1万353台
「BYD」9819台、「DENZA(騰勢)」534台。DENZAはBYD傘下のプレミアムブランド
2)トヨタ:9819台
3)中国・広州汽車:7018台
「AION(埃安、アイオン)/ HYPTEC」。HYPTECはプレミアムブランド
4)中国・深藍:6589台
「DEEPAL(深藍)」および長安汽車「ChangAn(チャンアン)」で6067台、長安汽車「AVATR(阿維塔)」522台
5)ホンダ:5948台
6)中国・上海汽車「MG」:5910台
7)中国・長城汽車「GWM」:4959台
8)三菱:4398台
9)日産:3139台
10)いすゞ:2989台
ほか、12)マツダ:2568台、16)スズキ:1023台、19)メルセデス・ベンツ:870台、21)BMW:630台、28)レクサス:84台など。
モーターショー2025は、バンコク郊外ノンタブリー県のコンベンションセンター「インパクト・ムアントンタニ」で開催。これまでのChallenger 1~3に加え、今年は隣接するForum Hall 4も使用するなど開催面積を拡張。折り返し地点の3月31日で前年比30%増の2万4744台を記録し、後半でさらに勢いがついた。
グランプリ・インターナショナルが設定した、今年の予約台数目標は5万台だった。