【タイ】東部チョンブリー県パッタヤー(パタヤ)市で5月31日、地元警察が発砲事件を起こした中国人の男2人、女1人(24~32)を逮捕した。逃走に利用された車からは、大量の薬物が発見された。
警察とレスキュー隊は、パタヤ郊外(バーンラムン郡フアイヤイ)の民家で発砲音がしてけが人がいるらしいという通報を受け、現場に急行した。中国人1人が脚を撃たれて倒れ、中国人2人とタイ人1人が看病しており、レスキュー隊がけが人をバンコク・パタヤ病院に搬送し、警察が現場に居合わせていた3人を拘束した。
警察はさらに、現場から逃走した中国人3人を20人態勢で追跡し、緊急逮捕した。乗っていた車のトランクに隠されていたメタンフェタミン、アイス、ケタミンなどを押収した。現場近くの草むらに捨てられた、犯行に使用された銃も回収した。3人はいずれも滞在ビザが切れて不法滞在だった。
警察のこれまでの調べによると、銃を撃った男は相手に50万バーツを貸しており、さらに貸すよう迫られたため逆上して足元に3発撃ったところ、うち1発が相手に当たった。また、周辺住民は中国人が日頃から大声でけんかをしていたと話しているという。
写真:POLICE News Varieties