【タイ】バンコク都クローントゥーイ区の巨大新鮮市場、クローントゥーイ市場の一部が撤去されることになり、バンコク都庁が12月2日に作業を開始した。撤去は3日ほどで終わり、その後は歩道の敷設に入る。
歩道に改良されるのはクローントゥーイ市場北側の、ラマ4世通りと運河に沿って店が立ち並ぶ部分で、ラオス市場(タラート・ラーオ)とも呼ばれていた。2005年に96店舗が開店し、魚類、貝類、鶏肉、アヒル、カモ、カエル、野菜などを売っていた。店を閉めたら台や棚などの什器を毎日片付ける契約だったが、守られていたのは最初のうちだけで、やがて整頓もされずに不衛生になっていった。さらに、多くの店が運河に排水を垂れ流して水質を悪化させ、周辺住民から苦情が挙がっていたという。
先月まで営業していた91店は、隣接する第2クローントゥーイ市場に引っ越していった。
クローントゥーイ市場は地元タイ人が利用する新鮮市場だが、一昔のタイの雰囲気を味わえるということで、在タイ外国人の買い物客の姿も見られる。
バンコク都庁(BMA)による撤去作業 写真:バンコク都庁