【タイ】南部プーケット空港で5月10日、地元警察が出国寸前のウクライナ人の女(20)を逮捕した。借りていたコンドミニアムの室内を破壊し、逃げようとしていた。
ウクライナ人が借りていたコンドミニアムは、プーケット市内の高級物件。2024年4月15日から1年の契約で住んでいたが、期日以降も契約を更新することなく、そのまま住み続けていた。管理人に尋ねられても明確な返答をせず、4月29日になって突然、「部屋から出た。カギは捨てた」と連絡したという。
管理人が警備員と共に部屋を確認したところ、壁や天井一面が落書きされ、カーテンやベッドが引き裂かれ、電化製品が片っ端から壊されていた。管理人はウクライナ人を見つけ出して賠償を迫ったが話はまとまらなかった。
プーケット空港で警察に捕まったウクライナ人は、「妊娠していてお金が入り用なのに、敷金(デポジット)3万2000バーツが戻ってこなかったので、腹いせで壊した」と話している。部屋の修繕費は35万バーツ(150万円相当)に上るという。
写真:ศูนย์ข้อมูลภูเก็ต Phuket Info Centerフェイスブックより