【タイ】タイ警察経済犯罪対策課は8月15日、しょうゆなどを勝手に作って販売していたタイ人の女(35)を逮捕した。しょうゆのほか、偽造の調味料、インスタントコーヒー、味の素、製造機などを押収した。
密造・偽造が見つかったきっかけは、中部チャチュンサオ県バーンパコン郡のラオ市場(ラオス市場)で、偽物の調味料が売られているという通報があったこと。警察が毎週届けに来る白のスズキ車を追跡したところ、運転していたのはバンコク都プラウェート区に住むラオス人の女(55)と判明。家宅捜索を行って大量の偽物の調味料を発見し、ラオス人を逮捕した。
ラオス人の供述を元に、警察はパトゥムターニー県タンヤブリー郡の工場を捜索。しょうゆや調味料などを密造・偽造している現場を取り押さえ、タイ人の女を逮捕した。
女の供述によると、商品はいずれも見よう見まねの手作りで、ビン詰めも手作業だった。中には、本物を思わせる味の素やネスカフェの包装もあった。工場は衛生基準を満たさず、見るからに不潔だったという。
押収された商品は7万5000点以上で、いずれも全国的に流通していたとみられる。
写真:POLICE News Varieties