【タイ】年末年始の大型連休に伴う、いわゆる「危険な7日間」の初日にあたる12月30日は、全国で198件の交通事故が発生し、29人が死亡、190人がけがをした。内務省災害防止対策局が31日に発表した。
事故件数は過去の平均と比較して38%減少した。死亡者数も52%減、けが人も39%減となり、改善傾向が見られるという。前年の「危険な10日間」の初日だった2024年12月27日は、交通事故322件、死者52人、けが人318人だった。
地域別では、北部チェンラーイ県と南部プーケット県の事故件数が共に12件で最多。死亡者数はバンコクが3人、負傷者数はプーケットが12人と、それぞれ最多だった。
事故原因は、速度超過が83件で最多、次いで飲酒運転が40件、無理な車線変更が37件だった。車両の内訳はバイクが192台で全体の72%を占め、次いでピックアップトラックが39台、乗用車が19台だった。死亡者29人のうち、17人が事故現場で死亡、11人が病院で死亡、1人が搬送中に死亡したという。また、ヘルメット未着用のバイク利用者122人が取り締まりを受けた。


















