【タイ】断続的な大雨で、タイ北部では7月12日も各地で洪水被害が発生した。タイ気象庁は引き続き、タイの広い地域で洪水、鉄砲水、河川氾濫などが起こり得るとし、国民に注意するよう呼び掛けている。
12日には、ナーン県内の国道1083号線の橋が崩落し、南隣ウッタラディット県との通行が切断された。数日間続く豪雨で、橋脚一帯の地盤が緩んだもよう。ナーン県から首都バンコクや中部に向かう動脈が絶たれ、物流はプレー県に迂回するルートを余儀なくされているという。
ナーン県ではまた、メーチャリム国立公園前の道路が地滑りで決壊し、通行止めとなった。公園入口には泥水が流れ込み、閉園を余儀なくされた。
プレー県ローン郡では山間部で鉄砲水が発生し、集落に流れ込んできて床上浸水を発生させた。洪水の水位が一気に上がり、家具などが水に浸かるなどの被害を受けたという。
ナーン県メーチャリム国立公園
プレー県ローン郡
写真:いずれもレスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより