【タイ】国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で創設された世界的な建築賞「ベルサイユ賞(Prix Versailles)」に、2024年の世界で最も美しい空港としてスワンナプーム空港サテライトターミナル1(SAT-1)がリストインした。ほかの5つの空港と共に、「インテリアデザイン」「エクステリアデザイン」「全体的なデザイン」「持続可能性」などを競い合い、結果はユネスコ本部で12月2日に発表されるという。
SAT-1のベルサイユ賞へのリストインは、スリヤ・ジュンルンルアンキット運輸相が明らかにした。ほかに選ばれた空港は、米国マサチューセッツ州のボストン・ローガン国際空港、米国ミズーリ州のカンザスシティ国際空港、メキシコのフェリーペ・アンヘレス国際空港、シンガポールのチャンギ空港ターミナル2、アラブ首長国連邦のアブダビ・ザイード国際空港。
SAT-1は2023年9月28日に共用を開始。床面積約25万平方メートル、搭乗橋28基で、メインターミナルとはゴムタイヤ式全自動無人運転車両(APM)で接続される。今年2月にはAPMが故障し、空港当局がバスで乗客を移送したという騒ぎが起き、出発予定の4便に約30分の遅れが出た。
写真:タイ政府観光庁(TAT)のTAT Newsより