住民の苦情受けて立ち入り検査 工業省がバンコク東郊の工場を法令違反で摘発

【タイ】工業省は1月26日、バンコク東郊サムット・プラーカーン県内の工場2社で立ち入り検査を行い、複数の法令違反を確認したと発表した。周辺住民からの苦情を受けた措置で、検査は2025年内に行われたもよう。

 対象となったのは繊維関連事業を手がける「ファイバーパット」と、金属加工・再資源化を行う「トゥントーン・メタル・インター」の2社で、いずれもタイ地場企業。ファイバーパットでは、許可内容と異なる操業が行われていたほか、排水処理設備の故障、許可台数を超える機械の設置、建物外への廃棄物の放置、他工場からの産業廃棄物の無許可受け入れなどが確認された。同社には周辺住民から環境面での懸念が寄せられていた。

 トゥントーン・メタル・インターでは、無許可でのシリコン粉末の製造に加え、排気設備の測定が行われていなかったほか、原材料や金属スラグが建物外に堆積している状況が確認された。やはり、工場周辺の生活環境への影響が問題視されていた。

 工業省は2社に対し、関係法令に基づく法的措置を取ったという。タナコーン・ワンブンコンチャナ工業相は、「住民に被害を与えたり、環境を破壊したりする行為は決して容認しない。法令を順守する工場は全面的に支援するが、違反があれば例外なく厳正に対処する」と強調している。

写真:タイ首相府

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る