【タイ】2024年に実施された上院議員選任をめぐり、選挙管理委員会(EC)は9月14日、250議席のうち多数の候補者・議員が不正に関与した疑いがあるとして審査していた問題で、77人を最高裁判所に付託し、起訴手続きを進めると決定した。一方、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相を含む与党プームジャイタイ党幹部21人については、訴追を見送った。
不正疑惑は、1)政党幹部らが候補者の選任を支援・妨害した疑い、2)候補者側が政治家の支援を受け入れた疑い、3)選任過程での自己紹介ルール違反、4)利益供与・受領、5)便宜供与、6)選任権者への不当な働きかけ、7)その他の選任手続き違反――、の7つに区分される。1)は21人、2)は140人が対象となったが、選管はいずれも多数決で訴追しないと判断した。
同問題は、上院選任に参加した候補者らが不正を訴えたことをきっかけに注目が集まり、選管が2024年後半から調査を進めていた。今回起訴される77人は、自己紹介の形式違反や利益供与など、選任手続きに直接関わる行為が不正と判断された。一方、訴追見送りとなったアヌティン首相など21人については、支援行為の立証が不十分と判断された。
選管は、起訴対象者について最高裁の判断を待つとしている。



























