【タイ】天然資源環境省公害管理局によると、12月2日月曜日から6日金曜日までの5日間、バンコクの大気汚染が悪化する見込みだ。タイ東北部の上空に冷たい空気が広がってバンコク首都圏の大気が停滞すると同時に、田畑での残渣(ざんさ)の焼却による煙が重なるため。7日土曜日以降は大気が流れ始め、汚染は緩和されるという。
バンコク都庁によると、12月1日はすでにバンコク都内50区のうち14区で、微小粒子状物質(PM2.5)の1立方メートル当たりの平均値がオレンジ色(35.6~70マイクログラム)の「健康に被害が出始めるレベル」に達した。同14区に含まれる、在バンコク日本人が多いバーンナー区は40.8マイクログラム、プラカノーン区が37.6マイクログラムだった。
世界保健機関(WHO)が定める基準値は1立方メートル当たり25マイクログラムだが、バンコクの基準値は同50マイクログラムとも説明される。