【タイ】バンコク都心部の大型商業施設「サイアムパラゴン」は、開業20周年を迎える今年、12億5000万バーツ超(57億円相当)を投じて新たな集客施設3カ所を開発する。年内オープンを予定しており、観光都市バンコクの競争力強化につなげる考えだ。
サイアムパラゴンは年間1億人以上が訪れるとされ、ショッピングコンプレックスとしての各店舗のほか、水族館のSea Life Bangkok Ocean World、映画館のParagon Cineplex、国際会議・展示ホールのRoyal Paragon Hallなどを展開している。
今回の新規投資では、延べ3万500平米にわたり、次世代型の展示空間「Nextopia」、屋内型テーマパーク「Meland」、飲食エリアを再編・拡充する「Siam Paragon Dining Phenomenal」を開発する。既存のParagon Food CourtやFood Hallは「Eatelier Dining Entertainment」に改装し、国内外の約700店舗を集約する。投資額はNextopiaに8億5000万バーツ、Melandに4億バーツなど。
2005年開業のサイアムパラゴンは、今年2025年をタイ観光業のけん引役としての地位を改めて示す節目と位置づけている。