【タイ】6月28日にバンコク都知事選が投開票され、無所属で立候補した前知事チャチャート・シッティパン氏が大差で優位に立ち、再選が確実な情勢となっている。選挙管理委員会(EC)による正式発表には至っていないが、開票率90%の午後9時時点で、チャチャート前知事が得票数136万票、得票率68%を記録した。
同時点の2位は、元記者のマリカー・マハースック氏で27万2000票(得票率14%)、次いで最大野党プラチャーチョン党のチャイワット・サターウォーンウィチット氏で16万7000票(同8%)、民主党のアヌチャー・ブーンラパチャイシー氏で9万6000票(同5%)となっている。マリカー氏は選挙戦中盤で支持率を大きく落としたが、選挙直前で一気に挽回した。
チャチャート前知事は60歳の元土木技師で、当初はタクシン・チナワット元首相が実質的に支配するプアタイ党に所属していたが、途中で無所属に転じた。今回の選挙結果を受け、「うれしいが浮かれてはいない。難題が山積みで、前任期以上の成果を示さなければならない」と記者団に述べた。
今後4年間は、「実績のアピールではなく、都民の生活が確実に良くなったと実感してもらうことを目標とする」と発言。行政の透明性の確保やテクノロジー活用による都市管理の高度化、教育・医療サービスの改善などに取り組む考えを示した。
マリカー氏はバンコク都内の飲食店で支持者に謝意を述べ、「都の変化への期待が表れた結果」と語り、チャチャート前知事に祝意を送った。プラチャーチョン党のチャイワット氏も「2度目の勝利を祝福する。我が党としては、当選が見込まれる都議を通じて都政に貢献したい」と述べた。民主党のアヌチャー氏も祝意を示し、「都民の利益を守るため、バンコク都庁(BMA)の行政運営を引き続き監視する」と話した。
●バンコク都知事選、チャチャート前都知事が再選支持で大きくリード スアン・ドゥシット世論調査
チャチャート前知事
6月28日の投開票
写真はいずれもバンコク都庁(BMA)


























