【タイ】社会保険制度の加入者が、HIV治療薬を病院で処方どおりに受け取れず、複数回の通院を強いられたとSNSで訴えた問題を受け、政府は社会保険事務所(SSO)に対して事実関係の調査を急ぐよう指示した。SSOは、同治療薬が不足している事実はないと返答している。
SNSに投稿した加入者は自身がHIV陽性であるとし、社会保険の指定医療機関である民間病院を受診したものの、医師の処方量どおりに薬が受け取れず、7回も通院したという。プローイタレー・ラッサミーセーンチャン政府副報道官は、「SSOが詳細な調査を続けているが、これまでにHIV治療薬の供給で問題は発生していない」と説明。何らかの不都合や不便を強いられている患者は、SSO医療サービス管理室(薬剤担当)「0-2956-2500」に問い合わせができるとしている。
同局によれば、HIV治療薬は不足しておらず、一部の病院での薬剤管理や配布方法に起因する可能性があるが、全体としては通常どおり供給されているという。政府は、HIV感染者への差別禁止と治療継続の重要性を強調。国民皆保険制度(30バーツ医療制度)でもHIV感染者とエイズ発症者の治療を対象としており、「誰もが平等に医療にアクセスできる体制」を維持している。























