タイ陸軍、国境地域の政府機関に警戒強化を指示 カンボジア軍による越境攻撃で

【タイ】タイ陸軍第2軍管区は12月8日、カンボジア軍によるタイへの攻撃が激化していることを受け、国境地域の政府機関に対して警備体制の強化を指示した。東北部ブリーラム県の住宅地にカンボジアからのロケット弾が着弾しており、今後は政府施設が標的となる可能性があるとしている。

 ブリーラム県ではブリーラム空港から13キロほど離れたバーンダーン郡に8日午前3時25分ごろ、BM-21グラート(旧ソ連製122mm自走多連装ロケット砲)のロケット砲が着弾した。死傷者については報じられていない。第2軍管区は公式フェイスブックで、「重要な政府施設および拠点の安全確保のため、全ての関係機関に警備強化を指示した。敵側の作戦による被害を阻止し、国民と国家主権を守るため全力を尽くす」と投稿している。

 タイ・カンボジア国境では12月7日朝、軍事衝突が再び発生。8日も断続的に交戦している。タイ側は8日午前10時半時点でタイ兵1人死亡、4人けが。

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タイ・カンボジア国境で再び武力衝突 タイ兵1人死亡、4人けが

タイ国境地域の避難民 写真:スリン県住民コミュニティ ชุมชนคนสุรินทร์ フェイスブックより

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