【タイ】タイで携帯電話のSIMカードを登録する際、顔認証を用いたリアルタイムの本人確認が義務付けられた。国家放送通信委員会(NBTC)が導入した「ライブネス検出」技術で、写真や動画、3Dマスクなどを使ったなりすましによる不正登録を防止する。
ライブネス検出は、タイでは既に銀行のアプリケーションなどで採用されている。首相府のアヌクーン・プルクサーヌサック副報道官によると、携帯電話のSIMカードにあたっては、プリペイド(チャージ)・ポストペイド(月極契約)に関わらず、新規発行および(同じ番号のままの)再発行の際、通信事業者の店舗での対面もしくはアプリ経由などで登録を行う必要がある。タイ国籍者は身分証明証、外国人はパスポート、法人契約は会社登記簿などの身分証明が求められる。