キュウリとニンニクに偽装、タイ中部で1200万錠の薬物押収

【タイ】高速道路警察は2月16日、北部から中部に向けて農作物に偽装した薬物を運んでいた通行車両を摘発し、覚醒剤(ヤーバー)1200万錠およびアイス(結晶状メタンフェタミン)26キロを押収したと発表した。末端価格で5億バーツ(25億円相当)を超えるという。

 1件目は中部ナコーン・サワン県で摘発。警察は北部からの大量の薬物が通過するとの情報を受け、首都バンコクにつながる国道1号線で警戒を強化していたところ、不審なピックアップトラックを発見した。荷台には鉄製の枠が設けられて荷物はシートで覆われており、運転していた男(30)はキュウリを積んでいると説明したが、挙動不審だったためX線検査を実施。キュウリの下から覚醒剤およそ1000万錠が見つかった。

 男は取り調べに対し、北部ターク県で荷物を引き受けてナコーン・サワン市内の市場まで運ぶ役割だったと供述。報酬は4000バーツだった。

 2件目は、隣県チャイナート県内の国道32号線で摘発。警察が別件の情報をもとに検問を設置していたところ、荷台をシートで覆ったピックアップトラックを発見。運転していた男(42)はニンニクを運んでいると説明したが、荷物を調べたところ下部から覚醒剤およそ219万錠と、茶葉袋に詰められたアイス26キログラムが見つかった。

 男は、北部チェンラーイ県で荷物を引き受け、中部パトゥム・ターニー県の卸売市場、タラート・タイまで運ぶ予定だったと供述。報酬は20万バーツだった。

 警察は、農作物の輸送を装った密輸手口が常態化しているとし、主要幹線道路での監視と検査を強化する方針を示している。

写真:POLICE News Varieties

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