在タイ日本国大使館「海外での高額収入を謳うアルバイト等に関する注意喚起について」

【タイ】在タイ日本国大使館が7月8日、海外での高額収入を謳うアルバイト等に関する注意喚起を発した。※タイトル画像はnewsclip撮影のタイ・ミャンマー国境の詐欺拠点

海外での高額収入を謳うアルバイト等に関する注意喚起について

1 近年、海外での高額収入を謳うアルバイト等に応募した結果、海外で特殊詐欺等に加担させられる事案が多数発生しています。

2 特に、最近では、SNSを通じるなどして高額の報酬を目当てにタイに渡航した後、タイと国境を接するミャンマーのカレン州周辺に連れて行かれ、詐欺等の不法行為に従事させられようとした事案が複数発生しています。

 具体的には、SNSを通じたり、知人から誘われるなどして、金(ゴールド)やブランド品等の買付けのアルバイトのつもりでタイに渡航したが、騙されて、ミャンマー側の詐欺拠点に連れて行かれた(連れて行かれそうになった)ものです。

 これらの事案では、以下の共通点があります。

・テレグラム等の秘匿性の高い通信アプリを通じて旅券の写真を送らせるなどして、先方が航空券や入国に必要な手続きを手配する
・先方が手配した車に乗せられると言葉が通じず、助けを求めることも出来ないまま国境まで連れて行かれる

3 海外での高額収入の謳い文句に誘われ、「海外旅行に行くことができ、高収入が得られる」といった安易な気持ちで海外に渡航した結果、パスポートを取り上げられて軟禁状態となり、また、自分自身や家族等の個人情報をもとに脅迫され、抜け出すことができないばかりか、犯罪組織内で暴行を受ける等のおそれもあり、実際にそのような事例が発生しています。

4 また、ミャンマー側の国境付近は少数民族武装勢力が実質的に支配しており、詐欺拠点も多数所在しているため、ミャンマーの治安当局による救出活動等は容易ではなく、日本国大使館による迅速かつ十分な支援ができない可能性があります。なお、タイから近隣国への不法出入国は、タイにおいても厳格に刑罰が課されますので、不法出入国等は絶対に止めてください。

5 短期間で高額の報酬を得られるような仕事は、海外でも通常はないことを十分に認識し、安易にこうした求人に応募することがないようにしてください。もし、応募してしまったと感じた場合は、一人で悩むことなく、渡航前に家族や警察に相談していただくとともに、渡航後になって、事前に説明を受けた仕事内容と異なる場合や、国境の方に連れていかれそうになった場合は、躊躇することなく、最寄りの大使館・総領事館及び現地警察に助けを求めてください。

6 さらに、海外渡航前には、犯罪や事故、災害などのリスクに備えて、以下の安全対策などを講じるようにしてください。
・渡航先の安全情報を確認する
・滞在先、連絡先を家族や知人に伝えておく
・現地での連絡方法(通信環境)をきちんと確保する
・大使館、総領事館及び現地警察などの連絡先を登録しておき、速やかに助けを求められるようにする

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
所在地:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

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