【タイ】タイ警察は5月27日、ヘルメット無着用のバイク運転者に最高2000バーツの罰金を厳密に科していくと発表した。6月1日に開始する。
ヘルメット着用は以前より義務化されていたが、取り締まりが厳しくなると着用が増え、取り締まりが緩むと無着用が増える、といういたちごっこが繰り返されていた。「近場の移動なら不要」「大通りでなく路地内なら不要」といった勝手な解釈が横行し、警察の黙認も多くみられるのが実情。本来は同乗者にも着用義務があり、いわゆるバイクタクシーの乗客もヘルメットを着用しなければならない。
警察は今後、全国規模での交通安全向上と規律強化に乗り出すとし、バイクのヘルメット無着用に対しても罰則を厳格に適用していく。運転手と同乗者がいずれも無着用だった場合、罰金も2倍にすると発表した。
交通に関する詳細の問い合わせや違反行為を見かけた際の通報は、交通警察「1197」もしくは高速道路警察「1193」の緊急通報番号(いずれも24時間対応)に連絡するよう呼び掛けている。