【タイ】タイ警察中央捜査局(CIB)は5月21日から26日にかけて、バンコク都、中部ノンタブリー県、パッタヤー(パタヤ)を含む東部チョンブリー県で無免許の医師ほか9人を逮捕、未認可の医療施設2カ所を摘発した。いずれも医療当局からの通報や消費者からの「怪しい」といった苦情が寄せられていた医療施設だった。
CIBは保健省健康サービス支援局、タイ食品医薬品局(FDA)、各県の公衆衛生局、タイ伝統医学評議会などとの連携で、医療施設8カ所を捜索した。
・(パタヤを含む)東部チョンブリー県バーンラムン郡ノーンプルー町の医療クリニックの無免許医師の男(55)を逮捕
・同町の医療クリニック勤務の無免許医師の女(52)を逮捕
・同町の美容クリニック勤務の無免許医師の女2人(33、32)を逮捕
・ノンタブリー県パーククレット郡の未認可の美容クリニックを摘発、無免許医師の女(40)を逮捕
・ノンタブリー県ノンタブリー市の美容クリニックの無免許医師の女(38)を逮捕
・バンコク都バンコクヤイ区のマッサージ店のTikTokインフルエンサーの男(44)を逮捕
・バンコク都バンコクヤイ区の美容クリニックの無免許医師の女(33)を逮捕
・バンコク都バーンクンティアン区の未認可の美容クリニックを摘発、正規医師の女(30)を逮捕
インフルエンサーの男は、TikTokで18万人以上のフォロワーを有し、患者にタイ伝統マッサージ、肩こり治療、整体・整骨などを行って動画を公開していたが、全ての施術で無免許・無資格だったという。
警察は医師らを逮捕すると共に、医薬品、未登録医薬品、化粧品、医療機器など計176点を押収した。
写真:Police TV