政治家の息子が妨害運転で事故 相手の男性が集中治療室に

【タイ】バンコク外環状線(アウターリング、国道9号線)で4月16日朝、BMWを運転する政治家の息子(28)がピックアップトラックに妨害運転を仕掛けて衝突、相手の男性(65)が重傷を負って病院に搬送された。政治絡みを見越してか、タイ警察トップが直々にBMWの運転を強い調子で非難した。

 事故は(パトゥムターニー県タンヤブリー郡内の)タンヤブリー料金所を過ぎた地点で発生。車線減少でピックアップトラックがBMWの前に出てきて、それを避けたBMWが道路わきの防護壁に接触。BMWがピックアップトラックを追いかけて停まるよう合図したが、従わなかったために相手の前方に出てぶつけ、今度はピックアップトラックが中央分離帯に衝突した。

 ピックアップトラックを運転していた男性は肋骨を折るなどし、集中治療室で治療を受けている。同乗していた妻(64)も軽いけがを負った。夫婦は、「攻撃的な相手を見て身の危険を感じ、車内から謝罪したものの停車はしなかった」と話しているという。

 BMWを運転していたのは、スミッティパット・リンナワラット氏。タンヤブリー町(テーサバーン・タンボン)のクリッサダー町長の息子で、与党プアタイ党のマナッサナン下院議員の弟。本人も現在、来月予定のタンヤブリー町議会選に立候補しているという。現在、事故を映した動画がSNSで拡散され、メディアもリンナワラット一家の写真入りで事故を大々的に報じている。

 クリッサダー町長は翌17日、入院した男性を見舞いに病院を訪れた。記者に対して「息子から連絡はない。こちらが間違っていたのなら、本人が謝罪する」と言いつつも、「政治的な攻撃だ」と付け加えた。

 このような発言があってか、キティラット・パンペット警察長官が「BMWの運転は信じられない」と直々に発言。「このような人間が公道で運転していたことを残念に思う。相手の車に幼い子どもが乗っていたらどうなっていたか。こういう者はまともな社会で生きていくのが困難だろう」と強く非難した。

 事故現場を管轄する高速道路警察第8管区は、ピックアップトラック側の男性の退院を待ち、来週には関係者全員を対象に事情聴取を行う予定。「起訴に持ち込むために証拠を固めていく」と話している。

SNSで拡散されている動画 Red Skull XXX フェイスブックより

 

この投稿をInstagramで見る

 

dailynews ig(@dailynews_ig)がシェアした投稿

名指しで非難するタイのメディア

関連記事

タイ・ムスリム姉妹

書籍販売
タイ・ムスリム姉妹
Thai Muslim Sisters


仏教国タイの最果て
止まぬテロの地

テロが日常と化した地に住む、どこにでもいる普通の姉妹。

トピック

  1. …
  2. …
  3. …

タイの祭り・祝日・記念日

  1. 2026-9-18

    9月22日に金星が最大光度 タイ全土で観測可能

    【タイ】タイ国立天文学研究所(NARIT)は、9月22日夕方に金星が最も明るく見える現象「最大光度(…
  2. 2026-9-8

    9月28日はタイ国旗制定記念日、内務省が全国での国旗掲揚を要請

    【タイ】内務省は、9月28日の「タイ国旗制定記念日」に合わせ、全国76県、878郡、7842地方行政…
  3. 2026-9-4

    バンコク王室御座船、9月3日に4回目のリハーサル 11月6日の本番に向け準備進む

    【タイ】王室御座船の4回目となるリハーサルが9月3日、バンコクのチャオプラヤー川で行われた。御座船の…
ページ上部へ戻る