マレーシア首相がタイ実務訪問、タイ首相とミャンマー軍政トップとそれぞれ会談

【タイ・マレーシア】マレーシアのアンワル・イブラヒム首相がペートーンターン・チナワット首相の招待を受け、実務訪問として2日間の予定で来タイした。4月17日にバンコク都内でペートーンターン・チナワット首相およびミャンマー軍事政権トップのミンアウンフライン国軍総司令官とそれぞれ会談した。ペートーンターン・チナワット首相は昨年12月15、16日、マレーシアを公式訪問している。

 ペートーンターン首相とアンワル首相はタイ首相府で会談。米国の相互関税に対し、アセアンとしてどのような協力体制を構築できるかと話し合ったという。アセアンは加盟国10カ国で約6億7000万人の人口を有し、米国にとって重要な市場であることした。マレーシアは今年、アセアンの議長国。

 ほか、テロが頻発するタイ深南部の情勢不安を受けた両国による和平交渉チームの設立や、当地で国境を成すスンガイ・コーロック川での新たな橋の建設について協議した。国境の橋は2027年完工の予定だという。

 アンワル首相はミンアウンフライン国軍総司令官との会談で、ミャンマー地震による被害やその後の復興の状況や、地震後も継続されていると報じられる内戦の戦闘について話し合ったとみられる。会談にはタクシン元首相も同席した。タクシン元首相はアンワル首相のアセアン担当個人顧問。

写真:タイ首相府

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