【タイ】バンコク都庁(BMA)は5月6日、「WorldPride 2030」の開催地に立候補する方針を関係団体とともに発表した。バンコクを世界的な多様性の拠点へと位置づける取り組みを進めていく。
サーノン・ワンサーンブン副知事は、2030年の開催誘致に向けた都市づくりの方向性として、行政は支援役に徹し、地域コミュニティを主役とする方針を強調。バンコク都は国連開発計画(UNDP)からアジアで初めて「ジェンダー平等推進・ゴールド認証(金賞)」を受賞しており、国際基準に沿った平等の取り組みを示していると説明した。「安全の再定義」として、誰もが自分らしく過ごせる心理的な安全空間の整備を掲げ、これが世界から人々を引きつける都市の魅力になると述べた。
さらに、毎年6月を「WorldPrideフェスティバル月間」と位置づけ、ソンクラーン(タイ正月、水かけ祭り)やローイ・クラトン(灯籠流し)に続く国際的な祭典として育て、バンコクを「Global Pride Hub」とする構想も示した。
サーノン副知事は、インフラや安全対策に加え、「多様性を受け入れるバンコク都民の姿勢こそ最大の強み」と述べ、開催に向けた準備は整っているとの認識を示した。今回の立候補は、都庁と関係団体が連携して進める初の大規模プロジェクトとなり、人権、経済、観光の各分野で持続的な変化をもたらす契機になるとしている。
























