【タイ】東部チョンブリー県パッタヤー(パタヤ)市で、地元警察や入国管理局の合同捜査チームが中国人を不法就労の容疑で逮捕した。4月9日までに13人が身柄を拘束されている。いずれも観光ビザで入国し、パタヤ中心地のパタヤ・ビーチロード・ソイ5のビル工事現場で働いていた。
警察の調べによると、中国人らは現場で左官、電気工事士、空調設備工、天井工といった専門の工事に携わっており、いずれの資格も有していなかった。労働許可証を取得していないため、地元タイ人の雇用創出の阻害。無資格者による作業のため、建築物の安全性の低下などが危ぶまれるという。
タイでは今年に入り、タイ・ミャンマー国境の犯罪拠点の存在が明らかになったことをきっかけに、国内の「外国人犯罪者」や「不良外国人」の取り締まりを強化している。パタヤは特に不審な外国人が集中、事件が相次いでいる。
写真:POLICE News Varieties