タイ首相自ら撲滅作戦の現場へ 「電子タバコのない社会を」

【タイ】ペートーンターン・チナワット首相は3月18日、バンコク北隣ノンタブリー県バーンブアトーン郡の電子タバコ摘発現場を訪れた。複数の倉庫に隠されていた電子タバコ、リキッド、アクセサリーは26万点に及び、末端価格1億3000万バーツ(6億円相当)規模だった。

 タイ警察第1警察管区とバンコク首都警察は、2月下旬の首相による「1カ月で電子タバコ問題の解決を」という指示を受け、「Smoke Out作戦」を展開。ノンタブリー県では10カ所の倉庫を摘発、国内100カ所超に張り巡らされたネットワークを暴いたと発表している。

 首相は作戦の成功をたたえ、警察および関係当局職員の全員に謝意を伝えた。「政府は国民と子どもたちの健康を最優先に考え、より厳密な法の執行のもと、取り締まりを撲滅まで続ける」とし、合法化への方向ではなく「電子タバコのない社会」作りを明言した。

 警察はまた、電子タバコを見かけたらただちに、「1599」(警察本部緊急通報番号)に通報するよう呼び掛けている。

写真:Police TV

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