【タイ・マレーシア】タクシン・チナワット元首相が2月2日、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相を訪問した。出国のための保釈金は500万バーツだった。
タクシン元首相は、アンワル首相から「ASEANに関する個人顧問」に任命されており、今回の訪問ではミャンマーの軍事政権や特殊詐欺犯罪を中心に意見を交わしたという。タイの各メディアが外電として伝えるところによると、アンワル首相は「タクシン氏との会談は生産的だった」と述べている。
タクシン元首相は2024年6月18日、国王夫妻と王位継承者への批判を禁じた不敬罪の容疑で、タイ最高検察庁に起訴された。有罪と認められた場合、1件につき最長15年の禁錮刑が科される。現在は保釈保証金50万バーツの支払いで保釈されているが、出国は禁止。今回のマレーシアへの出国も500万バーツの保釈金を新たに支払ったほか、帰国後3日以内に裁判所および入国管理局に出頭しなければならない。
写真:アンワル・イブラヒム・マレーシア首相フェイスブック
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