【タイ・マレーシア】ペートーンターン・チナワット首相が12月15、16日マレーシアを公式訪問し、アンワル・イブラヒム・マレーシア首相と会談した。
共同声明では、2国による観光キャンペーンの可能性に触れ、取り組みを加速させることなどが発表された。タイは2025年に「Amazing Thailand Grand Tourism and Sports Year」を、マレーシアは2026年に「The Visit Malaysia Year」をそれぞれ展開する計画。タイが提案した、タイ、マレーシア、ベトナム、カンボジア、ラオス、ブルネイの6カ国を1つのビザで入国できる「Six Countries, One Destination」に関して、マレーシアは「実現に向けたさらなる協議を歓迎する」と答えたという。
また、アンワル首相は共同記者会見で、タクシン・チナワット元首相を「自身の顧問」に任命したことを明かした。マレーシアからの提案でタイが同意したという。マレーシアは来年東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国で、アンワル首相はASEANに関してタクシン元首相の意見を仰ぎたいと述べた。