ミャンマーで詐欺活動の中国人「母国に戻りたくない」 タイ北部の入管施設で暴れる

【タイ】ミャンマーでの犯罪取り締まりからタイ北部に逃れ、不法入国容疑で北部ターク県メーソート郡の入管施設に拘束されていた中国人収容者325人が、中国への強制送還に抵抗して暴動を起こした。12月9日午後11時20分ごろから翌朝10日午前4時半ごろまで暴れていたという。

 中国人らは、ミャンマー国内の特殊詐欺や人身取引などの犯罪拠点が一斉取り締まりに遭ったことから、逃亡を試みてメーソート経由で越境。不法入国として入国管理局に逮捕され、送還待ちの状態で収容されていた。

 暴動は収容者同士のけんかが発端で、全体に広がったあげく矛先が入管施設に向けられたもよう。房内の扉、備品、防犯カメラなどを破壊するなどの行為に及び、警察の放水車からの放水で鎮圧された。首謀者とされる15人は器物損壊容疑で立件され、暴動に関与した全員がタイへの再入国をほぼ永久に禁止される。また、抗議は認められず、警察と在タイ中国大使館との連携で全員の送還手続きが加速される。

写真:Cop’s Magazineフェイスブックより

関連記事

タイ導入ソフト比較
「ERP」「会計ソフト」
「生産管理システム」「販売管理システム」
2025-26年版
simlex-20240411-004
ページ上部へ戻る