咳止め薬を混ぜたクラトーム水を大量生産 タイ人・ミャンマー人23人逮捕

【タイ】タイ警察サイバー犯罪捜査課(CCID)は3月13日、東部チョンブリー県チョンブリー市内で咳止め薬などを混ぜた違法なクラトーム水を大量に製造していた工場を摘発し、タイ人3人とミャンマー人労働者20人を逮捕したと発表した。チョンブリー県警および同県保健当局と合同捜査チームを結成し、摘発に至った。

 「クラトーム水に薬を混ぜた製品が出回り、若者への悪影響や健康被害が懸念される」とのオンラインの通報がチョンブリー県民から寄せられ、警察が捜査を開始。製造拠点を突き止め、12日に家宅捜索を行った。作業中の男女20人をその場で拘束し、クラトームの生葉415キロ、液体の咳止め薬724本、抗アレルギー薬456本、鎮痛剤トラマドール250錠、防腐剤や香料、完成品のクラトーム水5600本、空きボトル約2万3000本、調理用の鍋やガスコンロ、製品ラベルなどを押収した。

 工場は住宅街の中にあり、リサイクル業を装った看板を掲げ、高い塀で囲って外部から見えないようにしていた。逮捕されたタイ人の1人は、経営者と思われる「ジェー」と名乗る人物の指示で、1カ月前から24時間体制でクラトーム水を製造し、月給1万8000バーツを受け取ったと供述している。クラトーム水は工場から店舗に配送され、1本35バーツで1日平均4000本が販売されていたという。

 クラトーム水は、ミトラガイナの葉を煮て作る飲料水で、通常のものであれば道端の屋台で気軽に購入できる。痛み止めに有効でハーブティーと紹介されることもあるが、麻薬指定から解禁されても未だ麻薬とみなす国民が多い。吐き気、めまい、便秘、口の渇きといった副作用を伴う。

写真:POLICE News Varieties

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