タイの大学でもいじめ深刻 LGBTQ+学生が退学処分

【タイ】タイの私立大学のバンコク大学は2月10日、後輩学生に度重なる暴力を振るったとして警察に逮捕されたLGBTQ+の学生2人(19、22)を退学処分にしたと発表した。タイの学校でもいじめが存在し、たびたびニュースに取り上げられるが、今回は特に「LGBTQ+学生による暴力」として、タイの各メディアが大きく報じている。

 問題を起こした学生らは同じくLGBTQ+の後輩に対して、暴言や暴力などのいじめを繰り返していた。今年2月に入ってからは内容がエスカレート。授業に出るなと強要したり、ハサミで髪を切ったり、飲食店で熱いスープを頭からかけたりするなどし、けがや火傷を負わせていた。さらに「やめてほしければ5万バーツを払え」といった恐喝にも及んだ。

後輩学生は耐えきれずに警察に相談、録音や映像といった証拠が揃っていたため、すぐに2人の逮捕となった。メディアは、後輩の首、背中、腕のやけどの写真などを公開している。

逮捕された2人は現在も警察署に勾留されている。泣きながら反省の弁を口にしていると伝えられているが、映像や観たり録音を聴いた人たちからは、「反省など受け入れられないほど、いじめがひどい」といった声が挙がっている。

写真:SNSなどにシェアされている映像より

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