タイの自動車生産、7月は6%増もICE62%減 EV272%と急伸

【タイ】タイ工業連盟(FTI)自動車部会の発表によると、7月の自動車生産台数は前年同月比6.12%増の11万7383台だった。乗用車は同23.72%増の4万7507台で、内燃(ICE)車が同62.49%減の8251台と大幅に落ち込む一方、電気自動車(EV)が急伸し、バッテリー式(BEV)は同271.80%増の1万3422台、プラグインハイブリッド(PHEV)は同295.48%増の1661台、ハイブリッド車(HEV)は同95.35%増の2万4173台となった。1トンピックアップトラックは同4.40%減の6万8326台。

 輸出向け生産は同1.92%減の7万2679台で、全体の61.95%を占めた。乗用車は同9.11%減の1万6200台、1トンピックアップは同0.36%増の5万6479台だった。国内向け生産は同22.42%増の4万4704台で、乗用車は同52.15%増の3万1307台と好調だった。

 1~7月の累計生産は前年同期比0.09%減の83万4595台。乗用車は同1.05%減の29万9878台で、ICE車が同34.49%減の9万2184台と大幅減となる一方、BEVは同73.13%増の4万7452台、PHEVは同34.98%増の1万3980台、HEVは同17.41%増の14万6262台だった。1トンピックアップは同0.51%減の52万4483台。

 国内新車販売は7月が前年同月比20.07%増の5万9196台。BEVは同122.08%増の2万989台で販売全体の35.46%を占め、ICE乗用車は同34.58%減の7654台に縮小した。ピックアップは同16.22%減の5084台と低迷が続いた。

1~7月の国内新車販売台数は前年同期比15.39%増の40万6162台。うちBEVは12万5411台で同97.39%増と急増したが、国内生産は4万6924台にとどまり、販売の62.58%が輸入車となった。FTIは「国内生産車と輸入EVの税負担に差があり、産業競争力の観点から見直しが必要」と指摘している。

 7月の完成車輸出台数は前年同月比1.92%減の7万2679台。内訳は乗用車が同9.11%減の1万6200台、1トンピックアップが同0.36%増の5万6479台。このうち貨物タイプは同10.63%減の4万2875台、ダブルキャブは同6.12%減の28万7270台、PPVは同2.32%増の8万1610台だった。

 1~7月の完成車輸出台数は前年同期比4.97%減の52万1840台。乗用車は同4.60%減の11万85台、1トンピックアップは同5.06%減の41万1755台となり、主要市場の需要減退が続いている。

 スワット・スパカーンデーチャークンFTI副会長は、「EV販売の急増が市場構造を大きく変えている。国内生産のEV比率は依然低く、輸入EVが6割を占める状況は産業競争力の観点から課題となったまま」と述べ、税制の見直しを求めた。

写真:newsclip

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