【タイ】タイの大手商業銀行カシコン銀行傘下のカシコン・リサーチセンター(Kリサーチ)によると、タイは米財務省が次回公表する為替政策報告で「為替操作の監視対象リスト」から外れる可能性が高いとみられる。3つの評価基準のうち1項目のみ該当し、基準充足数が減少したためだという。
米財務省は2026年7月の半期報告で、前回と同様にタイを監視リストに残したが、経常黒字がGDP比3%を下回ったことで評価が改善し、該当項目は従来の2つから1つに減少した。タイの経常黒字は今後も米国の基準値を下回る見通し。ただ、対米貿易黒字は依然として米国の基準値を上回っている。
タイ中央銀行(BOT)に関しては、貿易上の優位性を得るためではなく、市場の安定維持を目的に為替を管理していると評価された。為替政策に関する評価は大きく変わらず、外国為替市場への介入は市場の安定維持を目的としたもので、貿易上の優位性を得るためではないと認識されたという。
Kリサーチは「米財務省は直接的な為替介入だけでなく、為替や資本移動に影響を与え得る幅広い政策手段を監視対象に含め始めている」と分析。「為替政策の透明性、介入の理由、そして為替や資本移動に影響を与え得る政策手段全体を評価している」と指摘している。


























