【タイ】タイ不動産情報センター(REIC)によると、バンコク首都圏の都市鉄道沿線で土地価格の上昇が続いている。バンコク東部や郊外での上昇率が高く、全体の地価指数は前期比でわずかに下落したものの、依然として前年を上回る水準を維持している。
2026年第2四半期のバンコク首都圏の更地価格指数は441ポイントで、前年同期比で6.2%上昇、同年前期比で1.8%下落した。第1四半期は1.4%上昇しており、急騰が続いた地価が安定局面に入りつつあることを示しているという。
年間上昇率が最も高かったのはプラカノーン区〜バーンナー区〜スアンルアン区〜プラウェート区などバンコク東部で、住宅・商業開発の拡大を背景に前年比で36.3%上昇した。次いでバーンケーン区〜サーイマイ区〜ドーンムアン区〜ラックシー区〜ミンブリー区〜ノンジョーク区〜クローンサームワー区〜ラートクラバン区など東部〜北部の地域が21.1%上昇した。
郊外ではノンタブリー県ノンタブリー市〜同県パークレット郡が17.2%、サムット・サーコーン県が16%、パトゥム・ターニー県パトゥム・ターニー市〜同県ラートルムケーオ郡〜同県サームコーク郡が11.8%上昇した。いずれも郊外の開発軸上に位置し、インフラ整備と住宅開発が地価を押し上げている。
都市鉄道沿線では、既存と建設中の路線双方で地価上昇が続いている。高架鉄道(BTS)スクムビット線(グリーンライン)沿線は7.3%上昇して504ポイントとなった。このうち北側延伸区間(クーコット駅〜ラムルーカー駅)沿線は前年比17.6%上昇し、指数は361ポイントとなった。延伸区間は将来計画段階にあるが、交通利便性の向上を見込んだ住宅開発が進んでいる。
ピンクライン(ケーラーイ駅〜ミンブリー駅)は商業運転開始後に9.7%上昇して319ポイントとなった。建設中のオレンジライン(文化センター駅〜ミンブリー駅)は7.4%上昇の489ポイント。エアポートレイルリンク(ARL)沿線は7.3%上昇して460ポイント。イエローライン(ラープラオ駅〜サムローン駅)は6.3%上昇し451ポイントだった。
絶対水準では、グリーンライン沿線が最も高く、次いでオレンジライン、エアポートレイルリンクの順。成熟路線では前期比でやや軟化したものの、前年を上回る水準を維持しており、急騰期を経て均衡した市場に移行している。
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