サトウキビからバイオオイル 農業廃棄物削減と再生エネルギーに活用へ

【タイ】タイのメディアが伝えるところによると、東北部のコーンケーン大学がサトウキビの葉を原料とするバイオオイルの開発を進めている。農業廃棄物の削減とクリーンエネルギーの普及を目的としたもので、試作機は1日最大1000リットルの生産が可能。

 大学の研究では、サトウキビの葉や茎の先端部分を無酸素状態で高温加熱する熱分解技術を用いて液体燃料に転換する。工程では、土壌改良材として価値の高いバイオ炭も生成される。

 バイオオイルをプラスチック廃棄物由来の燃料と混合し、農業機械やバイクでの利用を試験しており、排ガスや大気汚染の低減に寄与する可能性があるという。試作機はサトウキビの葉4キロから1リットルのバイオオイルを生産できる仕組みで、葉を2~4ミリ程度に細断した後に反応炉内で400~600度に加熱する。

 同研究はサトウキビ・砂糖委員会事務局(OCSB)の協力を得て進められており、農家の負担軽減と、野焼き(残渣焼却)による環境問題の解決を目指している。タイ製糖最大手のミットポンシュガーとも連携し、技術の商業化や農村部でのクリーンエネルギー普及に向けた展開を検討している。

サトウキビ収穫時の火の使用を削減 大気汚染対策で

タイのサトウキビ畑 写真:newsclip

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