船井(タイランド)が補償「放置」、764人集団訴訟に発展

【タイ】2024年11月11日に操業を停止して従業員862人全員を解雇した船井(タイランド)が、解雇手当支払いなどを行わず補償を放置、元従業員764人から集団訴訟を起こされている。タイ警察が2月17日に明らかにしたところによると、裁判は審理が進んでおり、同日には55件の主尋問が行われた。

 船井(タイランド)があった東北部ナコーン・ラーチャシーマー県では元従業員による抗議デモが続いている。「タイ人の尊厳を踏みにじる日本人」「日本人経営者が解雇手当を払わず逃亡」「労働者の救済を」といったプラカードが掲げられた。

 船井電機による破産手続き開始の決定を受けたことに伴い、船井(タイランド)も操業を停止。タイ労働省が同社に対し補償を徹底するよう指示していたが、当初よりほとんど何も行われなかった。閉鎖2週間後にはすでに、補償を受けられなかった元従業員による失業保険の申請が受け付けられた。

写真:POLICE News Varieties

船井タイランドの従業員が「突如失業」 労働局が失業保険申請を受け付け

タイ労働省が適切な補償を指示 船井(タイランド)操業停止

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