【タイ】タイ首相府のサシガーン・ワッタナチャン副報道官は11月25日、商務省事業開発局がまとめた数字として、2024年1~10月のタイ東部経済回廊(EEC)域内への外国直接投資が前年同期比128%増の251件となり、投資総額が同146%増の457億3900万バーツに達したことを明らかにした。
日本からの直接投資は86件で投資総額161億8400万バーツとトップ。2位の中国は59件で同80億3000万バーツ、3位の香港は18件の同52億1900万バーツだった。業種はエンジニアリングサービス、自動車部品設計、機械設備設置、試験、修理、メンテナンス、トレーニング、ソフトウエア、OEMなどとしている。
タイ全体の2024年1~10月の外国直接投資は計486件で、投資総額は1611億6900万バーツとなり、3037人のタイ人雇用を創出した。国別でトップの日本は211件の投資総額917億バーツで、全体の27%を占めた。以下、シンガポール110件147億7900万バーツ(同14%)、中国103件138億600万バーツ(同13%)、米国103件45億5200万バーツ(同13%)、香港57件144億6100万バーツ(同7%)。
EECは政府が主導する経済開発プロジェクトで、東部チャチューンサオ県、チョンブリー県、ラヨーン県が投資対象となっている。最近は北側に隣接する東部プラチンブリー県もEECに統合される可能性が取り沙汰されている。