【タイ】バンコク都ラックシー区内のタイ政府総合庁舎に通じる西側からの道路が12月11日午前6時半、正式に開通した。これにより、東側のウィッパワーディー・ランシット通りに面して建つジュラポーン病院へのアクセスも良好となった。
タイ政府総合庁舎への出入りはこれまで、北側を東西に走るジェーンワッタナ通りからのみだった。以前より渋滞が激しい道路で、2023年11月にノーザン・バンコク・モノレール社が運行するピンクラインが開通したものの、隣県ノンタブリー県からタイ東北部をつなぐ国道304号線の起点ということもあり、劇的な渋滞緩和は見られない。
今回の道路開通は、タイ政府総合庁舎の西側を南北に走るプラチャーチューン通り(バンコクとノンタブリーの県境)からのアクセスを可能としている。タイ政府総合庁舎利用者のジェーンワッタナ通り走行を分散させると同時に、さらに東側のジュラポーン病院にもつなぎ、これまでウィッパワーディー・ランシット通りからでないと到着できなかった不便さを解消した。今後は救急搬送などでの利便性が向上するとしている。
タイ政府総合庁舎には入国管理局も入居、日本人を含む在タイ外国人がビザ更新や居住報告などで定期的に訪れている。
12月11日の開通式でのチャチャート・シッティパン・バンコク都知事
写真:いずれもバンコク都庁(BMA)