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- 45)食べたら死ぬが噛まなかったら大丈夫な「デュランタ」
45)食べたら死ぬが噛まなかったら大丈夫な「デュランタ」
- 2024/12/17
- カルチャー, タイでどこにでも咲く花
和名:デュランタ(ハリマツリ? タイワンレンギョウ(台湾連翹)?)
英名:Duranta Erecta, Golden Dewdrop, Pigeon Berry
泰名:เทียนหยด(ティアン・ヨット)
泰名は「ティアン=ろうそく、ヨット=しずく」という意味。ちなみにタイのろうそくはほとんどが黄色。別名で「เครือ(クルア、束やグループなどの意)」 「พวงม่วง(プアン・モアン、紫の束)」「 ฟองสมุทร(フォーン・サムット、大海の泡)」などといろいろあるらしい。
和名のハリマツリやタイワンレンギョウは、ネットで検索すると異なった種類らしき画像がヒットする。英名がもっともしっくりくる花。
ティアン・ヨットの名はデュランタの熟れた実から来ているらしい。直径数ミリ程度の黄色い実が連なって垂れるところが、蜜蝋から来るタイの黄色いろうそくのしずくを思わせる。そうなると、和名のハリマツリでヒットする種類がぴったり当てはまる。
タイでは道端とか庭の隅とか、何となく脇役で咲いている。雑草のように見えるが、観賞用で植えられることも多いという。花に興味がなければたいていスルーされる存在。タイ語のウィキペディアには、「食べて噛んだら死に至る可能性あり。でも食べても噛まなかったら大丈夫」という意味の説明が書かれている。