カオパンサー(เข้าพรรษา 雨安居入り)7、8月(旧暦8月満月の日の翌日)

 祝日。アーサーンハブーチャー(วันอาสาฬหบูชา 三宝節)の翌日で、暦上の雨期入り。今年は8月1日(火)。酒類管理法によって国際空港を除いて酒類販売が禁止される。

 この日からオークパンサー(ออกพรรษา 雨安居明け)までのおよそ3カ月、僧侶たちは寺院からの外出を控えてより厳しい修行に励むという。人生で一度は出家すべきとされるタイ人男性は、修行が厳しい雨安居を避けたり、一方で敢えてこの時期を選んで出家したりする。

 タイ全国のそれぞれの寺院で、3カ月にわたってより厳しい修行を積む僧侶に、在家者がロウソクを持ち寄る。スーパーやデパートなどの小売店ではこの時期、寄進用の大小さまざまなロウソクを売るスペースが広く確保される。

 カオパンサーに合わせた祭事で最も知られるのが、東北部ウボン・ラーチャターニー(ウボンラチャタニ)県のロウソク祭り。バンコクに蜜蝋(みつろう)を献上する習わしが、ロウソクで造られた山車のパレードとして現代に残る。ただ20年ほど前から他県でも似たようなロウソク祭りが開催され、本場のウボン県に行かずとも、同レベルの山車を見学できるようになっっている。

 バンコクにほど近い中部サラブリー(サラブリ)県の王室寺院ワット・プラプッタバートでは、在家者が托鉢で花を寄進する「タークバート・ドークマイ」がカオパンサーに合わせて催される。

ウボン県のロウソク祭り。パレード前の準備。

東北部ナコーン・ラーチャシマー(ナコンラチャシマ)県で催されるロウソク祭り。

サラブリー県のタークバーツ・ドークマイ。

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