駅長が決死の救助の女性、9日後に新型コロナで死去

【タイ】先月末に列車にはねられる寸前に駅長に救助された聴覚障害者のタイ人女性(76)が新型コロナウイルスに感染して死去したことが明らかになった。

 女性は4月30日午前9時50分ごろ、南部スラタニ県のタイ国鉄(SRT)バンソーン駅で、接近してくる旅客列車に気づかずに線路を渡っていた。これに気づいた男性駅長が猛ダッシュしてプラットフォームから飛び降り女性を抱きかかえて線路の外に押し出した。その2、3秒後に列車が現場を通過した。

 女性は数日後に新型コロナに感染し、今月9日、死去した。

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