【タイ】事実上のタイ国営企業で経営再建中のタイ国際航空は1~3月期決算で、新型コロナウイルス感染症対策の行動制限の解除と外国人観光客の回復を受け、売上高が前年同期比271.2%増の415.1億バーツに急増し、営業損益が130.3億バーツ、最終損益が125.1億バーツの黒字になった。
前年同期は営業損益が31.7億バーツ、最終損益が32.5億バーツの赤字だった。
1~3月の乗客数は前年同期比245%増の352万人に達した。
タイ国際航空はもともと慢性赤字体質で経営が危機的な状況だったところへ、新型コロナで航空需要が激減し、経営が破たんした。2020年から事業更生手続きの適用を受け、経営再建を目指している。