【タイ】タイ競争委員会(TCCT)は、卸売・小売事業者の取引慣行や与信条件を対象とする新たな規制案について、7月31日〜8月31日の期間でウェブサイトを通じた意見募集を実施している。7月に卸売・小売分野の指針と行動計画を策定する専門委員会を設置し、規制案の具体化を進めている。
タイの卸売・小売市場は大手コングロマリットによる寡占が進んでおり、一部事業者の取引慣行が公正性、誠実性、社会的責任の観点で不十分な場合があるという。TCCTは卸売・小売分野の社会的責任を高めるための20項目の措置を示し、事業規模(売上高など)に応じた責任ある取引慣行の指針を設ける。
事業者に対し、取引条件を明確に記した書面契約の作成と一定期間の保管を義務付ける。契約内容は隠れた条件や不必要に複雑な条項を避け、分かりやすい記載を求めている。
「新製品で、過去365日間に全店舗の25%未満でしか販売されていない場合」など特定の条件を除き、棚割り料(Entry Fee)の徴収を禁止し、公正な棚配置と分類の指針を策定する。製造業者や販売業者に対して店舗視察費、接待費、マーケット調査費、棚割り費用、店舗改装費などの追加負担を求めることも禁じている。



























