【タイ】商務省貿易政策戦略事務局(TPSO)は、記録的な熱波で需要が高まる欧州市場への輸出拡大を目指すよう、国内のエアコンメーカーに促している。欧州の厳しい環境規制に対応した省エネ型製品の投入が重要だとしている。
同局によると、タイのエアコン輸出額は5月に前年同月比41%増の4900万米ドルとなり、2025年10月以来の高い伸びを記録した。1〜5月の累計輸出額は前年同期比18.9%増の7億8400万米ドルとなった。
5月の伸び率としての主力品目は、暖房機能を備えたヒートポンプ型の「リバーシブルエアコン」が71%増と最多。次いでエアコン部品が50%増、窓・壁掛け型が22%増と続いた。国別では、ドイツ向けが3080万米ドル(90%増)でトップ。以下、フランスが51%増、英国が59%増、スペインが42%増といずれも大幅に増加した。北欧でも需要が強く、フィンランドが367%増、スウェーデンが177%増となった。
TPSOによると、欧州の家庭におけるエアコン普及率はおよそ20%と、2022年の世界平均37%を大きく下回り、構造的な需要拡大が続く可能性が高いと指摘している。世界気象機関(WMO)は、欧州では7〜9月に平年を上回る高温が続くと予測しており、エアコンは在庫不足から追加発注が続く見通しだとしている。


























