【タイ】政府は、産業構造の変化に対応した人材育成を進めるため、中国との職業教育分野の協力を拡大する。教育省は「タイ中職業教育210分野協力プロジェクト」を通じ、産業界の需要に沿った教育課程の整備と就業機会の拡大を図る。
同プロジェクトに関連した第6回ワークショップが6月8、9日、バンコク都内のホテルで開催された。プラスート・ジャントーンルアントーン教育相が開会式であいさつし、中国教育部の幹部、在タイ中国大使、タイ職業教育委員会(OVEC)幹部ほか、両国の教育機関や企業関係者が参加した。
210分野の職業教育を対象に、産業界のニーズに合わせたカリキュラム開発や教育方法の改善を進める。タイ語、中国語、英語の3言語教育にAIを組み合わせた「3+1」モデルを導入し、タイと中国の企業で働ける実践的な人材の育成を目指す。対象分野は、デジタル産業、AI、鉄道、電気自動車(EV)、クリーンエネルギー、ロジスティクス、ロボット・自動化、観光サービスなど、国内で需要が高まる領域が中心となる。
また、教育機関と産業界が連携し、カリキュラム設計、インターンシップ支援、卒業後の雇用まで一体で取り組む仕組みを整える。2018~2024年には、中国がタイ人学生に計3421件の奨学金を提供し、タイも19分野でタイ中国共同学位(高等職業教育課程)を導入した。
教育省は、「All for Education」政策の下、今後5年間で100万人の高度人材の育成を目標に掲げている。AIリテラシーの向上も進め、教員と学生がデジタル技術を活用できる環境整備を進める。
プラスート教育相
写真:ประเสริฐ จันทรรวงทอง – Prasert Jantararuangtongフェイスブックより























