タイ国産がん治療薬「イムクラニブ100」初回ロット納入 全国の病院に順次供給

【タイ】政府は、チュラポーン王女が寄贈した国産の分子標的薬「イムクラニブ100(Imcranib 100)」初回ロットが国立製薬公社(GPO)に納入され、全国の医療機関への供給準備が整ったと発表した。国民医療保障制度(UCS)加入者(ゴールドカード所持者)の患者が、最新のがん治療薬に平等にアクセスできる体制を整える。

 イムクラニブ100はチュラポーン王立アカデミーが開発したタイ初の国産分子標的薬。タイ食品医薬品局(FDA)に正式登録され、東部チョンブリー県の王立アカデミー製薬施設で製造されている。

 今回寄贈された69万錠は、7月4日の王女誕生日を記念した「69歳記念がん治療薬プロジェクト」の一環として国民医療保障事務局(NHSO)に下賜されたもの。6月2日には初回ロットがGPO流通センターに引き渡され、適正流通基準(GDP)に基づく保管・配送が開始された。今後はGPOがNHSOの配布計画に沿って全国の病院に順次供給し、まずはチュラポーン病院のがんセンターで患者への投与が始まる見通し。

 政府は、国産薬の普及によって輸入依存を減らし、経済的理由で治療を受けられない状況を解消することを目指すとしている。

画像:doca_thaiarmyインスタグラムより

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