政府がタイ国際航空と連携 主要都市と地方都市を結ぶ航空網拡充へ

【タイ】政府は5月31日、主要都市と地方都市を結ぶ航空ネットワークの拡充に向け、タイ国際航空(THAI)や運輸省関連機関と連携を強化すると発表した。タイを「地域の主要な旅行・観光ハブ」とするため、交通インフラと観光政策を一体的に進める取り組みを加速させる。

 パッタラポン・パッタラプラシット副運輸相が、空港局(DOA)、タイ民間航空訓練センター(CATC)、タイ国際航空、スワンナプーム空港の空港ホテルなどとの会議を主宰し、国内外の航空路線の拡大や地方空港との接続強化について協議した。政府は、バンコクなど主要都市から地方都市へのアクセスを改善し、地域経済と観光需要の底上げを図る考え。

 タイ国際航空とは、南部クラビー、ナコーン・シータマラート、東北部ウドーン・ターニーなど空港局が管轄する地方空港への国内線の増便を協議。また、クラビー、南部スラーターニー、中部フアヒンといった観光地に対し、マレーシア、シンガポール、香港など主要市場からの国際線誘致も進める。これによって旅行者の利便性向上と地域への収益分配を促す。

 政府はさらに、タイ政府観光庁(TAT)と連携し、主要都市と地方都市を結ぶ新たな観光ルートの造成を進め、国内外の旅行者増加につなげる。地方空港の機能強化を進め、「地域開発を支える空港(Airport for Regional Development)」としての役割を高める。

 重点対象となる地方7県は、ナコーン・シータマラート、北部ラムパーン、メーホーンソーン、ナーン、フアヒン、プレー、ローイエット。パッタラポン副運輸相は、関係機関に対して共同計画の策定と地方空港の整備促進を指示し、将来的な旅行需要の増加に備えるよう求めた。

 会議では航空人材の育成についても協議され、民間航空訓練センターは、タイ国際航空のパイロット採用計画に合わせ、商業パイロット養成課程の受け入れ体制を強化する。また、スワンナプーム空港の空港ホテルとの協力により、乗り継ぎや勤務の都合で滞在が必要な乗客・航空会社スタッフ向けの短期宿泊サービスの提供も進める。

パッタラポン副運輸相
写真:ภัทรพงศ์ ภัทรประสิทธิ์ – Phattrapong Phattraprasitフェイスブックより

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